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■ カーテンの種類と特徴
カーテンに使用されるファブリックスには厚地のドレープと薄地のシアーの2つに別けられます。
カーテンを二重に吊る場合は、窓側に透明感のあるレースやボイルなどのシアーを吊り、室内側に厚地のドレープを吊るのが普通一般的です。
【ドレープカーテン】
◆ドビー
・無地カーテンには簡単な組織の生地が多く、平織・綾織・朱子
(サテン)織・バニラン組織・ドット・ストライプ・チェック等など
ドビー織機で織られています。
・糸を先に染めてから織布する事を先染と言い、白糸を織り上げてから
染める事 を後染と言います。
<ドビー織物>
織物はたて糸とよこ糸の2種類の糸が、交互に組み合わさってできています。織機でたて糸の上げ下げを行い、その間によこ糸を入れ込んで織っていきます。たて糸の上げ下げのパターンを変えることで、いろいろな柄の織物をつくることができます。無地やストライプ柄、チェック柄など簡単な柄の織物を生産する場合には、ドビー織機という種類の織機を使用します。このドビー織機を用いて織られた織物をドビー織物と呼びます。
◆ジャガード
・複雑な表現の柄物は、ジャガード織機で織られています。
・ドビー同様にですが、糸を先に染めてから紋織りする事を先染と言い、
織り上がってから染める事を織り上がった生地にプリントする事を後染
と言います。
<ジャガード織物>
織物は経糸を上下開口させた所へ横糸を通して織り上げたものをいい、その昔、複雑な模様の紋織物を織るとき、紋引手(タテ糸を持ち上げる人)が紋引き棚(織機の上に作ったやぐらの上)に座って、織り手の作業に合わせてタテ糸を上げ下げして、その上下したところ(開口部)から織り手がヨコ糸を入れて、色のついた経糸や横糸が表か裏にいく事を連続する事によってできる模様の具合を見ながら織柄を作りました。
◆プリント
・プリントにはオートスクリーン・ロールスクリーン・転写プリント
などの加工があります。
【シアーカーテン】
レースカーテン・ボイルカーテン・エンブロイダリー(刺繍)などの透明感あるカーテンをシアーカーテンと言います。
最近では色々な加工が施され、捺染プリント・オパールプリント・着色オパールや表面にシワを出したクラッシュ加工やフロントカット・バックカットなど見た目に綺麗な物があります。
【その他機能性カーテン】
寝室などで利用される遮光カーテンは、緯糸に黒糸を織り込んだものや、生地の裏に樹脂ラミネート加工、裏地を付けたものがあります。
病院用・防炎・シャワー・抗菌防臭加工・制菌加工・紫外線カットなど、安全性・健康・衛生などを配慮した機能性カーテンも増えてきています。
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